本記事はバチェロレッテのネタバレありです。
本編の結末についても触れていますので、内容を知りたくない方はご注意ください。

こちらの記事では「バチェロレッテ」の福田萌子さんが、最終的に誰も選ばない決断をしたその理由について考察します。
「真実の愛」って難しいですね…。
全エピソードの配信された恋愛リアリティーショー『バチェロレッテ』。
バチェロレッテ福田萌子(ふくだもえこ)さんが参加男性17人の中から、結婚相手となる一人を選ぶはずでしたが、最終的に誰も選ばずに終了という結果になりました。
ではどうして彼女は誰も選ばないという選択をしたのでしょう?
「男性のスペックが物足りなかった?」「そもそも最初から結婚する意志がなかった?」色々な憶測がバチェロレッテファンの間ではささやかれていますが、その理由について僕の考えをお伝えします。
参考記事【バチェロレッテ】福田萌子を見れば女が減点方式で恋愛するのがよくわかる最後に残った2人は恋愛リアリティーショー史上でも最高峰のスペックの持ち主
自分で言うのもなんですが僕はかなり恋愛リアリティーショー好きでして、「テラスハウス」「あいのり」「バチェラー」などのメジャーどころの作品はほぼ全て観ています。
それら歴代の恋愛リアリティーショー出演者の中でも、今回最後まで勝ち残った2人の男性、黄皓(コウコウ)さんと杉田陽平(すぎたようへい)さんのお二人は最高峰のスペックの持ち主でした。
まず黄皓さん(以下、コウさん)は中国で父親が起業した貿易会社の代表と務める傍ら、日本国内ではフィットネス関連の企業を経営。
高身長で細マッチョ、清潔感のあるさわやか系イケメン。立ち振る舞いはスマートで物腰が柔らか、しかもちょっとSっ気がある。
女性が理想とする王子様像を実体化したような男性です。
一方の杉田陽平さん(以下、杉ちゃん)は第一話ではただの泣き虫おじさんかと思いましたが、実は数々の受賞経歴のある自称ではなく本物の画家※。
※バチェラー・バチェロレッテ出演者の中には活動実態が怪しい、自称モデル・自称歌手・自称作家、自称経営者が多いので、あえて『本物の』と付けました。
彼の書く絵は一枚およそ数十万円で取引きされており、国内で活動されている画家の中で間違いなく一握りの成功者。おそらく年収も数千万円クラスです。

バチェロレッテの配信以降、彼の作品は品切れが続いているので、さらに人気が出ているようです。
もしかしたら一作品、数百万円で取引される日も近いかも…。
加えて人間性も素晴らしい方で、萌子さんに対する深い優しさ・愛情が画面越しからも伝わってきました。
その姿に惹かれる女性も多かったのか、番組を視聴した女性の大半が杉ちゃん推しになったほど。

今回の出演男性の中で、最も女性視聴者の支持を集めた杉ちゃん。
僕の周りでも彼の人気はすごかったです。
以上のように二人ともが最高峰のスペックの持ち主。
そのように婚活市場に並べば、秒で申し込みが殺到するレベルの二人です。
そんな魅力的な男性二人だったにも関わらず、萌子さんは二人から一人を選べませんでした。
福田萌子は誰が好きだった?【杉田陽平or黄皓どっち】

萌子さんが好きだったのは、コウさんと杉ちゃんのどっちなの?
番組を観ている限り、萌子さんが『男性として惹かれている』のはコウさん、『これから先も一緒にいたい』という気持ちを抱いているのは杉ちゃんでした。
それがハッキリとわかる次の発言を、萌子さんは番組内でしています。
わたし最初からコウさんのこと、「男性」としてずっと惹かれてた。
(第8話より)
杉ちゃんと会えなくなるの嫌だって、もうちょっとあの時間を過ごしたいって。
もっと話したいことあるし、もっと聴きたいことあるし、
だからもうちょっと、もうちょっと一緒にいたい。
(第8話より)
つまりオス(男性)として本能的に惹かれたのはコウさんで、時間を過ごす中で理性で惹かれていったの杉ちゃんというわけです。
恋愛工学的に言えば「Good Gens」がコウさん、「Good Dad」が杉ちゃんと言えるでしょう※。
※「Good Genes」とは遺伝子的・本能的に惹かれる男性のこと。オスらしさを感じる、この人の子供を生みたいと思える男性です。
一方「Good Dad」とは良い父親のような男性。安心・平穏を与えてくれ、この人と一緒に過ごせば落ち着いた生活できると思える男性です。
萌子さんの言葉を聞く限り、最終的にコウさん・杉ちゃんの二人ともに惹かれていたのは間違いありません。
しかし最終的には、どちらの男性にもファイナルローズを渡していない…。
惹かれていたし好意があったのは間違いないけれど、萌子さん的にこの人と結婚したいという感情には至らなかったわけです。
「彼らは私の結婚相手じゃない」、それが彼女の出した結論でした。
福田萌子は初めから結婚する気がなかった説の真偽
番組視聴者の中には「そもそも萌子さんは結婚する気があった?」「初めから自分の知名度を上げるための参加だったのでは?」と疑っている人いるかもしれません。
しかしその可能性は極めて低いです。そもそも自分の知名度を上げてインフルエンサー(タレント)としての影響をつけるのが目的なら、併せて好感度もアップさせたいはず。
だったら炎上リスクがある、誰も選ばない選択をするのは考えにくいです。
初めから売名目的なら結婚願望が(杉ちゃんよりも)低そうなコウさんを選び、少し付き合って別れるという選択をしたはず。
ちなみに過去のバチェラー出演者には、視聴者目線で「この人はあきらかに結婚願望が無い」と感じる方がいました。
初代バチェラー・久保裕丈(くぼひろたけ)さんです。
彼はファイナルローズを自分と同じく結婚願望が無いであろう蒼川愛(あおかわあい)さんに渡し、大方の予想通り数か月後に破局しました。
そして今は経営者兼タレントとして、さまざまメディアにひっぱりダコ。バチェロレッテの事前番組にも出演しており、見事にバチェラーで築いた資産(知名度・人気)が活きています。
知名度と影響力のアップが目的なら、久保さんのようにたとえ別れるにしても番組上は丸く収まる「誰かを選ぶ」というムーブが正解です。
自分を悪者にせず視聴者を納得させる別れた理由なんて、いくらでも後付けできますからね(久保さんがそうしたとは言っていません)。
しかし萌子さんはたとえ炎上リスクが高くても誰も選ばない選択をしており、本気で結婚相手を見つけるために参加していたと考えるのが自然。
本気だからこそ、彼女は誰も選ばない選択をできたのです。
結婚への本気度で言えば、番組内で振った相手に「やっぱりこの人がいい!」とちゃぶ台返しを決め、最終的には結婚したバチェラー3の友永真也(ともながしんや)さんレベル(要はめっちゃ本気)と感じました。
福田萌子は「真実の愛」という言葉に縛られすぎた
前述したように残った2人の男性はスペック・人柄・スタイル的にも申し分無し、一緒にいても楽しいし、価値観も合う。結婚相手としては十分すぎる人達です。
しかも萌子さん自身も売名ではなく、ガチで結婚相手を探すために番組へ参加していました。
「相手の男性達は素晴らしい」さらに「自分は本気で結婚したい」、もう完全に結婚へのお膳立てはできている状態です。
にも関わらず、どうして彼女はファイナルローズを渡さない選択をしたのでしょう?
その大きな理由として僕が考えるのは、彼女が結婚相手に求めていた「真実の愛」という条件があまりにも漠然としていたからです。
例えば萌子さんと同じ30代前半の女性が「私もそろそろ結婚したい」と真剣に思った時、大半の方は婚活サイト・マッチングアプリに登録します。
そこで最初にやることは、結婚相手に求める条件の列挙です。
身長・学歴・年収・家族構成・趣味などとにかく徹底的に、結婚相手に求める(この範囲なら妥協できる)男性像を数字・文字にして『見える化』していくのです。
「そんな結婚相手を数字で決めるなんて!」と思われる方もいるでしょうが、それを事前にするからこそ、漠然とした結婚相手像が具現化され結婚への距離も近づいていきます。
しかし萌子さんはどうでしょう?もちろんそんなことは一切していません。
彼女が番組内で言い続け、実践していたのは「真実の愛を見つけること」でした。
『真実の愛』ってそもそも何?
「真実の愛」という言葉を口にするのは簡単ですし、響きも美しいし耳障りもいいです。
しかし彼女が言う「真実の愛」とは一体何なのでしょう?
僕は萌子さんのその言葉を「結婚するのは彼しかいないと自信を持って言える運命の人と出会うこと」と理解しましたが、聡明な彼女らしからぬあまりにも漠然とした表現です。
ただしその言葉に縛られて番組の終盤では何が「真実の愛」なのか、「運命の人」とはどんな男性を指すのか、彼女自身もハッキリわからなくなり迷子になっているよう感じました。
本能的にこの人の子供を産みたいという相手なのか?
安らぎを与えてくれこの人とずっと一緒にいたいという人なのか?
お互いがお互いを高め合える男性なのか?
それとも今まで感じたことのない感情を引っ張りだしてくれる人なのか?
一体どんな男性が運命の人なのでしょう?
言葉を誰よりも大切するに聡明な萌子さんゆえ「真実の愛」という漠然とした言葉が枷(かせ)となり、「運命の人」と断言できる相手を見つけられなかった気がするのです
『真実の愛』という言葉に縛られすぎて一人の相手を選べなかった、これが僕の考えです。
おそらく彼女の中では、迷いなんて一切無く晴れ渡った青空のような気持ちで、この人!と言える運命の男性に出会いたかったのだと思います。
二人のどちらかで悩んでいる時点で、これはきっと真実の愛じゃない…。
そんな迷いがある状態でどちらか選んでは自分に嘘をつくことになる。いつも自分に正直で真っすぐな彼女にそれを許せるはずがありません。
ただ個人的な意見を言わせてもらうと、真実の愛なんてたった数回のデートで見つかるような簡単な代物じゃないはずです。
ある日突然、自分の理想を遥かに超える白馬の王子様がやってきて、出会った瞬間全身に電流が走り「この人しかいない。これが私の真実の愛だ…!」そんな感覚に陥るのでしょうか?
残念ながら僕らの人生で、そんなディズニー映画のプリンセスと王子様のようなロマンティックなことはまず起こりません。
またドラマ『逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)』では、主人公・新垣結衣の母親が結婚を悩む娘に対して、次のような言葉を伝えます。
運命の相手ってよく言うけど、運命の相手なんて私そんなのいないと思うのよ。
運命の相手にするの。
意思がなきゃ続かないのは仕事も家庭も同じじゃないかな。
たとえ好きな人と言えども、初めは赤の他人なんだから完全に分かりあえるはずがありません。
時にはケンカをし、お互い傷つけ合うこともあるでしょう。
それでも相手が好きだから、前に進んだり後ずさりしたり時には横道にそれながら過ごしていく中で、二人でゆっくりと愛を育む。
そして今まで過ごした長い時間を振り返った時に「あーもしかしたら、これが真実の愛なのかも…」とぼんやりと感じる。そんなものだと僕は考えます。
萌子は「真実の愛」という言葉に縛られすぎたと思う。
そもそも「真実の愛」って何?ある日突然、自分の理想を超える白馬の王子様が目の前にやってくる?
じゃなくて二人で時間をかけて過ごす中で、振り返った時に「もしかしたらこれが真実の愛かも…」ぐらいの感覚だと思うんだよ。#バチェロレッテ
— ウラケン (@urakenism) October 30, 2020
だからもう少し緩いスタンスでどちらかの男性(個人的には杉ちゃん)とお付き合いし、二人の時間を育んでも良かったのでは?と感じました。
あえて厳しい言い方をするなら、彼女が信念を曲げず今まで通りのスタンスで男性に向き合うのであれば、これから先も結婚への道はかなり険しいものになるはず。
そもそも彼ら2人を超える理想の男性が現れ、しかもその人が杉ちゃんのように彼女の内面を含めて愛おしく感じ、愛情を注いでくれるなんて相当難しいでしょう…。
あんな風にいつも自分をあたたかくて優しい眼差しで見つめてくれ、どんなことをしても笑顔と美しい言葉で包み込んでくれる男性はそうそういません。
そんな頑固さも福田萌子の大きな魅力
番組の登場したコウさんのお母さんは、萌子さんに対し「今の若者は理想を求めすぎて難しく考えすぎる。あまり考えずに自分の心に従って行動したらいい」とアドバイスしていました。
きっとそれをできるかできないかが、『結婚できる人』と『結婚できない人』との差なのかなと妙に納得しました。
女優・樹木希林さんも「結婚なんて若いうちにしなきゃダメなの。物事の分別がついたらできないんだから」という言葉を残していますが、考えすぎるとマイナスな理由ばかりが目に付いて結婚へ踏み出しにくくなるのは間違いないでしょう。
言葉が適切かわかりませんが、「ある種の勢い」も結婚という決断には必要なんだと思います。
コウさんのお母さんが「今の若者は理想を求めすぎて難しく考えすぎる。あまり考えずに自分の心に従って行動したらいい」と萌子にアドバイスしてるんだけど、結局それをできるかできないかが、『結婚できる人』と『結婚できない人』の差なのかなと妙に納得してる。#バチェロレッテ
— ウラケン (@urakenism) October 31, 2020
萌子さんは「心のままに行動することができない人」だったから、最終的にどちらか一人を選べなかったのかもしれません。
ただそれができない「頑固さ」「揺るがない信念」「自分の正義を貫く強さ」も萌子さんの大きな魅力です。
そういう面にも杉ちゃんとコウさんは惹かれたはずなので、この結末に2人の男性は納得しているとは思います。
事実、萌子さんが誰も選ばなかった決断を知った二人は笑顔で次のように笑顔で語っていましたからね笑
コウさん「でも空気読めないところも、カッコよくて好きになったんだろうな」
杉ちゃん「途方もなく萌子さんだよね」

萌子さんの辛かった気持ちもすごくわかる。
でも本音としては、どちらかの男性を選んで欲しかったなぁ(できれば杉ちゃん)。
まとめ
今回はバチェロレッテ最終回について、どうして福田萌子さんが誰にもファイナルローズを渡さなかったのか、その理由を考察しました。
残念ながら参加男性17人との2ヶ月間の旅で、彼女は「真実の愛」を見つけることができませんでした。
番組は終わりましたが、参加男性の全員が惹かれたほど魅力的な女性なので、ぜひこれからの旅で真実の愛を見つけてもらいたいです。
そしてバチェロレッテを通じて僕は杉ちゃんが大好きになったので、彼にはもっともっと大きくて素敵な『花びら』を見つけて欲しいですね。

さらにいい男になって、萌子さんに逃がした魚はデカかったと悔しがらせてやりましょ!
杉ちゃん、あんたほんといい男だよ!
【追記】福田萌子が配信終了後のオンライントークショーで現在の心境を暴露
バチェロレッテ・シーズン1の全エピソードの配信終了後、番組の大ヒットを記念してトークイベントが行われました。
【参照】トークイベント詳細
イベントに参加したのは初代バチェロレッテ・福田萌子さん、アンミカさん、青山テルマさん、Matt(マット)さん。
そこで萌子さんが現在の心境を暴露していたので、その内容を抜粋してお伝えします。
きっかけは番組の大ファンでもあるアンミカさんからの次の質問でした。
最後に2人を選ばなかった萌子さんを見て、萌子さんが求める理想の人ってどんな人なのか?、結婚生活に求めるものは何なのか?と思いました。
(アンミカさんからの質問)
まさにこれは視聴者全員が聴きたかった質問!さすがアンミカ姉さん、よく聴いてくれた!
この答えを聞けば、彼女が番組内で言い続けた『真実の愛』が一体何なのかがわかるはずです。
その質問に対する萌子さんの答えは次の通りでした。
「迷子ですよね。答えは無いから…」
(福田萌子さんの回答)
あーやっぱり…。もう予想通りすぎる答えでした。
本文中の考察でも書いた通り、やはり彼女自身が「真実の愛」という言葉に縛られすぎて迷子になっていたのです。
コウさんに対してはリスクマネジメントなんてしないで今日は自分をさらけ出して!と言っていた彼女でしたが、あれは自分自身にも向けていた言葉なのかもしれません。
番組中は自分が理想とする福田萌子像の通りに振舞おうとするあまり、何が正しいのか?自分の本心はどこにあるのか?彼女も番組の途中からわからなくなり、心のままに行動できずにいたのでしょう。
結果、彼女は迷子となって誰も選べないまま番組は終了。
たしかに彼女の誰も選ばない決断は勇気がいるものです。しかし初めから完璧な真実な愛なんて無いと僕は思います。
だから萌子さんには「二人でみつける真実の愛もあるはずだから、そういう恋愛も柔軟に受け入れてみては?」と提案したいですね。

そんな提案したら、バチェロレッテのトークSPで見せたあの怖い表情でにらまれるかもしれませんが笑
このお顔(↓)怖かった…。
ただトークショーの最期では「私は元気です!」とおっしゃっていたので、そこは安心しました。
もういっそのこと「マッチングアプリ」や「出会い系サイト」を活用して、手当たり次第男性と出会ってみるのも方法かもしれませんね。
数打ちゃ当たるで、そのうち真実の愛が見つかるかも…。
参考記事ハッピーメールでセフレをつくる攻略法